2013年11月25日
しまコンシェルジェ~龍郷編
「しまコンシェルジェ」講習に参加しました。
奄美を知り、学ぶこの講座。毎回奄美大島内各市町村で開催ですが、今回は龍郷町でした。
午前中は座学で、円集落出身の圓山和昭さんが民俗学的観点から円集落を語りました。
トネヤ、カミミチ、アムィゴ、ユタ、ノロ…私の大好きなジャンル。
どこかで学んだのではなく独自に興味を持ち、研究して高齢者への聞き取りを行っているという圓山さんの話は、非常にわかりやすく親しみやすく、感じたことをそのままの言葉で話す表現も、好感が持てるものでした。
座学終了後には多くの質問も寄せられ、みな興味関心をそそられたようです。
あのように、自分の興味を持ったものを私利私欲や計算もなく突き詰めていくことは、素晴らしいことなのだと思います。
その後は秋名集落へ移動。
秋名といえば、国指定無形文化財のショチョガマ・平瀬マンカイや、奄美大島随一の水田地帯で有名な、静かで穏やかなシマですが、ここの民家軒先にある「琉球石垣」を見学に行きました。

その存在すら知らなかった私は不勉強なのでしょうか。
しかし、文化財指定もされていなく、それはやはり今も人の住む民家であることが観光スポットとして詳らかにされなかった理由である気がします。

しかし、15世紀ごろのものとされる琉球石垣は、本当に素晴らしいものでした。
琉球から招いた職人によって施される高度な技術。サンゴ石を使い、一分の隙もなく積み重ねられた強固な壁。
わかるでしょうか…ピタッと合わさった継ぎ目。

どれだけの労力とお金がかかったのか…よほどの有力者であったことは間違いないでしょう。
本当に一見の価値ありです。ただし、くれぐれも民家であることに注意しなければいけませんね。騒がず、当然敷地内に勝手に立ち入ることは許されません。
大島紬村も訪れました。ハンカチの泥染め体験。久方ぶりの泥染め…とても手軽でした。
山の中の泥田で繰り返し染めを重ねていきます。

収穫、多かったですね。バスで移動中も役場担当者が、町内のさまざまな情報を解説してくれ、割合よく知っているつもりだった龍郷町のことを、実は全然知らなかったのだと、気づかされました。
長い歴史の積み重ねでできているのに、新しく上塗りされた部分のみが可視範囲であることが多いのです。
しかし、その後ろにある歴史の断片は、今もきちんと残っていて…自然に飲みこまれて見えなくなっていることも多いのですが、確かにそこにある。
みな「今」のPRに必死ですが、一見では知ることのできない「昔」のことこそ、知りたい、おもしろい、と思うのは私だけではないはずです。
奄美を知り、学ぶこの講座。毎回奄美大島内各市町村で開催ですが、今回は龍郷町でした。
午前中は座学で、円集落出身の圓山和昭さんが民俗学的観点から円集落を語りました。
トネヤ、カミミチ、アムィゴ、ユタ、ノロ…私の大好きなジャンル。
どこかで学んだのではなく独自に興味を持ち、研究して高齢者への聞き取りを行っているという圓山さんの話は、非常にわかりやすく親しみやすく、感じたことをそのままの言葉で話す表現も、好感が持てるものでした。
座学終了後には多くの質問も寄せられ、みな興味関心をそそられたようです。
あのように、自分の興味を持ったものを私利私欲や計算もなく突き詰めていくことは、素晴らしいことなのだと思います。
その後は秋名集落へ移動。
秋名といえば、国指定無形文化財のショチョガマ・平瀬マンカイや、奄美大島随一の水田地帯で有名な、静かで穏やかなシマですが、ここの民家軒先にある「琉球石垣」を見学に行きました。

その存在すら知らなかった私は不勉強なのでしょうか。
しかし、文化財指定もされていなく、それはやはり今も人の住む民家であることが観光スポットとして詳らかにされなかった理由である気がします。

しかし、15世紀ごろのものとされる琉球石垣は、本当に素晴らしいものでした。
琉球から招いた職人によって施される高度な技術。サンゴ石を使い、一分の隙もなく積み重ねられた強固な壁。
わかるでしょうか…ピタッと合わさった継ぎ目。

どれだけの労力とお金がかかったのか…よほどの有力者であったことは間違いないでしょう。
本当に一見の価値ありです。ただし、くれぐれも民家であることに注意しなければいけませんね。騒がず、当然敷地内に勝手に立ち入ることは許されません。
大島紬村も訪れました。ハンカチの泥染め体験。久方ぶりの泥染め…とても手軽でした。
山の中の泥田で繰り返し染めを重ねていきます。
収穫、多かったですね。バスで移動中も役場担当者が、町内のさまざまな情報を解説してくれ、割合よく知っているつもりだった龍郷町のことを、実は全然知らなかったのだと、気づかされました。
長い歴史の積み重ねでできているのに、新しく上塗りされた部分のみが可視範囲であることが多いのです。
しかし、その後ろにある歴史の断片は、今もきちんと残っていて…自然に飲みこまれて見えなくなっていることも多いのですが、確かにそこにある。
みな「今」のPRに必死ですが、一見では知ることのできない「昔」のことこそ、知りたい、おもしろい、と思うのは私だけではないはずです。
2013年11月21日
ヤッコソウ~奄美の森で
奄美もだいぶ冷え込んできましたね。
山に入ると、より一層ひんやりとした空気に包まれていて、海は霞み、冬が近づいていることを感じさせます。
奄美大島北部の山に、冬の訪れを告げる花が咲いていると聞いて見に行きました。
ヤッコソウです。

鹿児島県レッドデータブック準絶滅危惧種。
シイやカシなどのブナ類の根に寄生します。葉緑素を持たない多年生寄生植物で、寄主に対する悪影響はほとんどないそうです。
奄美では11月上旬ごろからこの乳白色の花が顔を出します。全長約4センチ前後(左が指です)

今年は寒くなるのが遅かったため、出てくるのも少し遅いということでした。
雨後のタケノコみたいに土からひょっこり顔を出したこの植物、羽織袴のやっこさんのように花びらを広げることからその名がつきました。
木の周りに密集する様子はまるで大名行列のようです。

開いた花の間には甘いミツがたまっていて、メジロなどが吸いにやってくるそうです。
かわいらしくもどこか奇妙なやっこたちに、しばし目を奪われてシャッターを押しました。

森のなかには、ほかにも季節の植物が。
ツワブキの花。葉の茎の部分を煮て食べます。奄美の年末年始の食卓には欠かせないもので、豚肉と一緒に煮しめにします。

アリモリソウ。とてもとても小さなかわいらしい花です。
九州南部から琉球列島に分布しますが、なんと奄美大島の有盛神社にてはじめて確認されたことから、「アリモリソウ」というそうです。
ちなみに有盛神社とは、壇ノ浦の戦いに敗れ、奄美に流れてきた平有盛を祀った場所です。

山に入ると、より一層ひんやりとした空気に包まれていて、海は霞み、冬が近づいていることを感じさせます。
奄美大島北部の山に、冬の訪れを告げる花が咲いていると聞いて見に行きました。
ヤッコソウです。

鹿児島県レッドデータブック準絶滅危惧種。
シイやカシなどのブナ類の根に寄生します。葉緑素を持たない多年生寄生植物で、寄主に対する悪影響はほとんどないそうです。
奄美では11月上旬ごろからこの乳白色の花が顔を出します。全長約4センチ前後(左が指です)

今年は寒くなるのが遅かったため、出てくるのも少し遅いということでした。
雨後のタケノコみたいに土からひょっこり顔を出したこの植物、羽織袴のやっこさんのように花びらを広げることからその名がつきました。
木の周りに密集する様子はまるで大名行列のようです。

開いた花の間には甘いミツがたまっていて、メジロなどが吸いにやってくるそうです。
かわいらしくもどこか奇妙なやっこたちに、しばし目を奪われてシャッターを押しました。

森のなかには、ほかにも季節の植物が。
ツワブキの花。葉の茎の部分を煮て食べます。奄美の年末年始の食卓には欠かせないもので、豚肉と一緒に煮しめにします。

アリモリソウ。とてもとても小さなかわいらしい花です。
九州南部から琉球列島に分布しますが、なんと奄美大島の有盛神社にてはじめて確認されたことから、「アリモリソウ」というそうです。
ちなみに有盛神社とは、壇ノ浦の戦いに敗れ、奄美に流れてきた平有盛を祀った場所です。

2013年11月14日
インタビュー『徳洲会問題』
@海岸の奇岩から覗く青空
連日、徳洲会の公職選挙法違反の問題が全国ニュースで流れていますね。
全国の人たちはどんなふうに感じているのだろう。徳洲会のこと、徳田家のこと。
島にとっては非常に複雑な問題です。
先日、手伝いで、街の人々にこの問題をどう思うか、インタビューを行いました。
奄美市内の人が多そうなところに向かったのですが、それはもう断られる断られる(-"-)
島の人間にとって、徳洲会は誰もが知り、そしてどこかしらでかかわりを持っている特別な存在。
安易に感想を語ることなど、リスクが高すぎる、ということですね。
それでも「いいですよ」と承諾してくれた数少ない方々の話すことは、いずれも率直な意見であり、大変参考になりました。
以下、私の覚書です。
「徳田虎雄さんは素晴らしい人。あんな人はもう出ない。虎雄さん、毅さんがこれまでに奄美、全国にもたらした貢献を考えれば、このようなことで責められるべきではない。…誰かのやっかみで、こんなことになったのではないか」
故郷である奄美はもちろん、全国に次々と病院を開業、僻地であっても高い医療レベルを受けられるように尽力してきた徳洲会の功績は、もちろん称えられるべきものであると思います。
一方で、私は一人の高齢の男性の意見が心に残りました。
「病院などは本当にすばらしいこと。でも、犯罪はダメ。すばらしいことをしていても、法を犯すことは許されることではない。法をつくる人間が法を犯してしまうなど、あってはならない。この機会に膿をきちんと出すべきだ」
きっぱりとした口調。これほど大きな事件になっても、擁護したい、徳洲会を悪くいうようなことはできない…という島人たちのもやもやした思いを払拭するように、明朗で断固とした意見に、思わずうなづき、なんだかすっきりとした気持ちになりました。
そしてもちろん、病院の経営への影響を懸念する声も多く聞かれました。
徳田毅氏が自民党を離党し、今後少し間をおいて、議員辞職の是非が取りざたされるでしょう。
地検などは徳洲会の巨額の金の流れにも注目しているといいます。そこから病院経営への影響が及ぶことへの懸念は大きくありますね。
2013年11月10日
復帰60周年記念式典
奄美群島日本復帰60周年記念式典が9日、奄美市の奄美文化センターで盛大に行われました。
出席者は市町村長や各種団体、郷友会、日本復帰運動に関わった人など約1400人。スーツや大島紬に身を包んだ出席者が早くから会場を訪れました。
会場ロビーには、米軍統治下時代の写真展示もあり、60年という年月による激しい移り変わりにさまざまな思いを抱きます。
式典は、歓迎アトラクションで幕開け。
登壇したのは、朝山毅奄美市長や伊喜功大島支庁長ほか、来賓として太田昭宏国土交通大臣、牧原秀樹環境大臣政務官、伊藤祐一郎県知事、国会議員ら。
60周年の節目を祝い、先人たちの功績に学ぶことと、今年で期限切れを迎える奄美振興開発特別措置法の延長・拡充を求めていくこと、世界自然遺産候補地となった奄美の発展に期待するーという内容の祝辞がありました。
その後子どもたちによる「映像と朗読」へ。
瀬戸内町立古仁屋小5年の安大智くんがグランドピアノを弾きながら、自ら日本復帰の歌を独唱。
ピアノ、歌、両方が本当にすばらしく、会場の拍手もひときわ大きかったような気がします。今後注目されるのではないでしょうか。
各島を代表した子どもたちによるメッセージもよかったですね。みな、「わたしは、自分が生まれたこの島が大好きです」と、島のいいところ、自慢したいところを話したのがよかったと思います。
復帰の父・泉芳朗氏の詩「島」に、「私は 島を愛する ~中略~ かなしく 美しい恋や苦悩のうたを捧げて来た 私はこの島を愛する」という一節があります。いつも、この詩には心をつかまれます。
ただ、島を愛するというその感情。いいもの悪いものないまぜにして、島を愛する。それは子に対する親の無条件の愛情と似ている気がします。
祝辞でも世界自然遺産登録の早期実現を求める声が多数でました。
しかしいつも思うのは、自然を、故郷を愛する気持ちを育てることが大事なのではないか、ということです。その気持ちの育ちも不十分なまま、「自然を大切にしよう」「伝統文化を継承しよう」などと呼びかけても効果はでないだろうと思います。
なぜ、自然を大切にしなくてはいけないのか?
だって島が好きだから。
ごく当たり前にそうはっきりと言い切れるなら、おのずと環境やシマを知り、守り伝えていくことにつながっていくのだと思います。
式典終了後はミュージカル劇などアトラクションがあり、加計呂麻島出身の青年が島の開発事業に携わることになり、島に戻るーという興味深いストーリー。躍動感あふれる踊りや島唄などもあり、見応えのあるものでした。
式典を振り返り、60周年の節目をどうとらえるか。改めて考えてしまいます。
復帰当時のことを記憶する高齢の方々は別だと思いますが、一般住民にとっては実はあまり大きな意味を持っていない、というのも本当のことだと思います。なんら生活が変わるわけでもない。
しかし、物事において「節目」はやはり大切。奄美のいろんなことを考える契機としては、ベストな節目であることは間違いないと思います。
2013年11月09日
朝仁海岸の野外劇
4日夜、野外劇があると聞き、子供を連れて奄美市の朝仁海岸を訪れました。
「楽市楽座」という劇団が全国で行っているという野外劇。海岸での開催と無料であるということから興味を誘われました。
夜7時すぎ、すでに海べはすっかり暗がりが支配。
ただ一か所、ライトに照らされた場所が。海べりにステージをセットしていました。

演者は3人。父母娘の家族で行っているということでした。
丸い木枠のステージの中には水が張られ、そこにまた円盤が浮かび、くるくる回るようになっています。
観客はステージを丸く囲み、吹きすさぶ風のなか、その不思議な野外劇を見守っていました。

かなり寒いなかだったのですが、予想以上に人がいる、という印象でした。
京劇を思い起こさせるようなメイク・衣装をまとった演者たち。
大阪弁に独特の調子を混ぜた不思議なセリフ回し。
浮き沈みする水に浮かんだステージ。
ジャンルを特定できない歌と踊りの数々。

その雰囲気は本当に独特で、丸く囲った観客席によって、演者と観客、そして観客と観客が極めて近く親近感すらわくように感じました。
観覧無料ですが、投げ銭方式。子どもたちが折り紙に小銭を包み、見せ場のたびにステージに投げ入れていました。

ある種異様な舞台と雰囲気に圧倒されましたが、そもそもの劇の筋は、王様と洋服を作る女性2人とのお話のよう。
しかし開演から1時間ほどで雨が降り始め、やむなくその場を去りました。
いまも、あの結末が気になります。
「楽市楽座」という劇団が全国で行っているという野外劇。海岸での開催と無料であるということから興味を誘われました。
夜7時すぎ、すでに海べはすっかり暗がりが支配。
ただ一か所、ライトに照らされた場所が。海べりにステージをセットしていました。
演者は3人。父母娘の家族で行っているということでした。
丸い木枠のステージの中には水が張られ、そこにまた円盤が浮かび、くるくる回るようになっています。
観客はステージを丸く囲み、吹きすさぶ風のなか、その不思議な野外劇を見守っていました。
かなり寒いなかだったのですが、予想以上に人がいる、という印象でした。
京劇を思い起こさせるようなメイク・衣装をまとった演者たち。
大阪弁に独特の調子を混ぜた不思議なセリフ回し。
浮き沈みする水に浮かんだステージ。
ジャンルを特定できない歌と踊りの数々。
その雰囲気は本当に独特で、丸く囲った観客席によって、演者と観客、そして観客と観客が極めて近く親近感すらわくように感じました。
観覧無料ですが、投げ銭方式。子どもたちが折り紙に小銭を包み、見せ場のたびにステージに投げ入れていました。
ある種異様な舞台と雰囲気に圧倒されましたが、そもそもの劇の筋は、王様と洋服を作る女性2人とのお話のよう。
しかし開演から1時間ほどで雨が降り始め、やむなくその場を去りました。
いまも、あの結末が気になります。
2013年11月09日
横浜DeNAベイスターズ秋季キャンプイン
気が付けばもう11月。残りあと2カ月もないようで…師走ともなれば本当に時間は駆け足で過ぎていきます。
プロ野球の横浜DeNAベイスターズが、秋季キャンプのため4日、奄美大島に降りたちました。
「ベイスターズ来島」と聞いて、もうこの時期か、と思えるほど恒例になりつつあります。今年で4回目。
中畑清監督率いる一行を出迎える歓迎セレモニーが奄美空港到着ロビーで行われました。
ずらりと出口を取り囲む報道陣と野球少年たち、そして行政関係者ら。

到着。スーツを着た体格のよい選手たちが続々と現れ、関係者から拍手を浴びてバスに乗り込みました。

中畑潔監督らが代表して花束を受け取りました。

「どうか球場に足を運んでください。選手たちをやじってやってください。それを力にしていきます」という中畑監督のあいさつが印象に残りました。

今年、これまでの最下位から順位を1つ挙げた5位でペナントレースを終えた横浜DeNA。
今年の秋季キャンプのキャッチフレーズは「成りやがれ」。昨年は確か「這い上がれ」だったように思います。
チームの勝利、自身のレベルアップ、そのどちらも得るために必要なのは、まず自ら奪っていくという熱い精神力なのだと…
応援したいです。
キャンプは18日まで。奄美市の三儀山運動公園で行われます。練習の観覧もできるほか、子どもたち向けの野球教室なども行われる予定。
プロ野球の横浜DeNAベイスターズが、秋季キャンプのため4日、奄美大島に降りたちました。
「ベイスターズ来島」と聞いて、もうこの時期か、と思えるほど恒例になりつつあります。今年で4回目。
中畑清監督率いる一行を出迎える歓迎セレモニーが奄美空港到着ロビーで行われました。
ずらりと出口を取り囲む報道陣と野球少年たち、そして行政関係者ら。
到着。スーツを着た体格のよい選手たちが続々と現れ、関係者から拍手を浴びてバスに乗り込みました。
中畑潔監督らが代表して花束を受け取りました。
「どうか球場に足を運んでください。選手たちをやじってやってください。それを力にしていきます」という中畑監督のあいさつが印象に残りました。
今年、これまでの最下位から順位を1つ挙げた5位でペナントレースを終えた横浜DeNA。
今年の秋季キャンプのキャッチフレーズは「成りやがれ」。昨年は確か「這い上がれ」だったように思います。
チームの勝利、自身のレベルアップ、そのどちらも得るために必要なのは、まず自ら奪っていくという熱い精神力なのだと…
応援したいです。
キャンプは18日まで。奄美市の三儀山運動公園で行われます。練習の観覧もできるほか、子どもたち向けの野球教室なども行われる予定。
2013年11月03日
レノヴァ鹿児島 奄美上陸
11月2・3日、奄美市でプロバスケットボールの試合があった。レノヴァ鹿児島vs東京海上日動ビッグブルー。今期リーグが開幕してから4連敗中というレノヴァ。2日の試合はリーグ最初のホーム試合で、初白星を狙った。
会場は奄美市の三儀山運動公園体育館。満席、とは言えないが、学生たちを中心にそこそこの人の入りといったところだろうか。
試合の流れは、序盤レノヴァがリードしていたものの、次第に相手側のペースに。リバウンドもとれず、シュートの成功率も低い。センターの働きが鈍く、ガードやフォワードが切り込んでいくもなかなか得点には結びつかない。
一方相手のビッグブルーは、高身長の外国人2人を擁し、リバウンドも確保し外からのロングシュートで3ポイントも次々にゲットしていた。
それでも第4クオーターの残り1分で、レノヴァがビッグブルーに追いつき同点に!!
この展開にはさすがに会場もエキサイト。時間を知らせる電光掲示板をにらみつけながら展開を見守った。
しかし、わずかな残り時間に焦りがでたか、ファール→フリースローの流れが重なり、最後は68―75の7点差で敗北した。
試合終了後にはレノヴァの選手が、会場の観客1人1人とハイタッチ。この日一番の盛り上がりかと思うほど、ちびっこたちも大興奮のなか終了した。
また、個人的にはタイムアウト時やインターバルで見られるチアリーディングがよかった。休憩が入るとささっとチアリーダーがコートに入場し、ダンスを披露。メンバーの年齢層は幅広く、小学校低学年とおぼしき子。みなとても上手で、手足の先まで神経が行き届いたダンスには思わず見入ってしまった。
しかし、試合の内容もだが、会場の盛り上がりも今ひとつだったのが正直な感想。
まず応援の仕方がわからない・・・・そしてそれほどチームに愛着がない・・・・というのが本音だろうか。
鹿児島にプロバスケットボールチームがあることすら、知らない人も多いのでは。
パンフレットが配られるので、選手の名前や顔は1試合見ればだいたい把握できるようになる。
また、今回は出番はなかったが、奄美出身の肥後剛選手も在籍している。
機会と興味があったら、次回はぜひ。
※3日の試合、見事勝利を飾ったようです。奄美出身の肥後選手も出場したとのこと…見たかったです!