2013年11月14日
インタビュー『徳洲会問題』
@海岸の奇岩から覗く青空
連日、徳洲会の公職選挙法違反の問題が全国ニュースで流れていますね。
全国の人たちはどんなふうに感じているのだろう。徳洲会のこと、徳田家のこと。
島にとっては非常に複雑な問題です。
先日、手伝いで、街の人々にこの問題をどう思うか、インタビューを行いました。
奄美市内の人が多そうなところに向かったのですが、それはもう断られる断られる(-"-)
島の人間にとって、徳洲会は誰もが知り、そしてどこかしらでかかわりを持っている特別な存在。
安易に感想を語ることなど、リスクが高すぎる、ということですね。
それでも「いいですよ」と承諾してくれた数少ない方々の話すことは、いずれも率直な意見であり、大変参考になりました。
以下、私の覚書です。
「徳田虎雄さんは素晴らしい人。あんな人はもう出ない。虎雄さん、毅さんがこれまでに奄美、全国にもたらした貢献を考えれば、このようなことで責められるべきではない。…誰かのやっかみで、こんなことになったのではないか」
故郷である奄美はもちろん、全国に次々と病院を開業、僻地であっても高い医療レベルを受けられるように尽力してきた徳洲会の功績は、もちろん称えられるべきものであると思います。
一方で、私は一人の高齢の男性の意見が心に残りました。
「病院などは本当にすばらしいこと。でも、犯罪はダメ。すばらしいことをしていても、法を犯すことは許されることではない。法をつくる人間が法を犯してしまうなど、あってはならない。この機会に膿をきちんと出すべきだ」
きっぱりとした口調。これほど大きな事件になっても、擁護したい、徳洲会を悪くいうようなことはできない…という島人たちのもやもやした思いを払拭するように、明朗で断固とした意見に、思わずうなづき、なんだかすっきりとした気持ちになりました。
そしてもちろん、病院の経営への影響を懸念する声も多く聞かれました。
徳田毅氏が自民党を離党し、今後少し間をおいて、議員辞職の是非が取りざたされるでしょう。
地検などは徳洲会の巨額の金の流れにも注目しているといいます。そこから病院経営への影響が及ぶことへの懸念は大きくありますね。